ある古本を入手してから、小川一真という人が気になり調べてみました。
そうこうしているうちに美しい花の作品に出会いました。
コロタイプ印刷によるのか、写真であって絵画のようにも見え、その滑らかさから平坦にも見えますが、実際には奥行きも感じられます。
以下、ウェブ記事からの抜粋です。
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小川一真は1860年生まれ。明治~大正時代に活動した写真師、印刷業者。千円札に描かれた夏目漱石像の原案である肖像写真の撮影者としても知られている。写真を本格的に学ぶため1882(明治15)年に渡米。ボストンなどでの修行を経て当時の最新技術やコロタイプ印刷などを習得して帰国。85(明治18)年に写真館「玉潤館」を飯田町(現在の飯田橋)で開業した後、89(明治22)年には小川写真製版所を京橋区日吉町(現在の銀座)に創設し、日本で最初にコロタイプ印刷を実用化した。
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ただただ明るくぱんっと張って生命力に溢れているというより、少し翳りがありしっとりして柔らかな印象の菊。
年齢を重ねた女性が持つ美しさと重なります。
そして、この花びらのように軽やかで繊細で、でもどこか強さも感じさせるようなランジェリーが作れたらいいなと思います。
こちらも明治~大正時代に活動した写真師、印刷業者である小川一真の花。
コロタイプ印刷による。
2023.1.25