シャネル!


三菱一号館美術館で開催中のガブリエル・シャネル展に行ってきました。

リトルブラックドレスやツィードスーツ、コスチュームジュエリー、キルティングバッグはもちろん、元々は下着に使われていたというシルクニット製のワンピース、香水No.5や他の化粧品のパッケージにも発見がありました。
既成概念から自由になり、もっと工夫出来るはず、とよりよいものを求める姿勢、ドレスの一本のラインと同時に、ブランドを大きな視点で見て全体を作っていく。
どこを切ってもココが出てくる、金太郎飴のような、こういうブランドの在り方が私は好きです。
その根拠は、自分にとって何が必要で、何が心地よいか、そして、どうしたら美しく見えるか、を徹底して追求することで、それが多くの女性たちの喜びにもつながる。
素晴らしい循環です。
機能的であることと美しさが両立することは現代では当たり前ですが、あの時代には大変革新的で、ココ自身がそうであったように、女性が自分自身の足で立つ契機にもなりました。


芸術新潮のシャネル特集も入手。
じっくり読みます。

展覧会は展覧会は9/25までです。


2022.8.5