大寒も過ぎ、春はもうすぐそばまで来ているはず!
なかなか気持ちが晴れない日々ですが、落ち込んではいられない!ということで、ふわふわニットの下には軽やかなスリップを合わせました。
動く度に輝くサテンの光沢と裾のメッシュスリット、とろける着心地に心が華やぎます。
夏涼しく冬は暖かなのがシルクの特筆すべき点。
気持ちは春先取りでも、冷えは大敵。
スリップを一枚挟むだけで、お腹や腰を暖かく包んでくれます。
何かよいニュースはないのでしょうか。
世の中にはたくさんの解決すべき問題があって、それを知ること、それに対して自分がどう対応していくかを常に考えることは大事だけれど、時にどっと疲れてしまうことがあります。
だから明るいこと、楽しいことにも同じくらい目を向けることもとても大事だと思うのです。
私の場合は着るものによって気分も大きく変わるので、私としては派手かなと思うくらいのコーディネイトを選んでみました。
いびつなドットがかわいらしくも力強くもあって、上品な水玉というよりは、80年代の勢いも感じるようなモダンな水玉です。
Y-back bra | Black に Triangle tank | Beige の深い開きの方を前にして着ると着物の衿合わせのようにラインが重なり、色の組み合わせも楽しめます。
水玉ついでにChoker | Black glassを首元に。
シルク100%の紐は付けているのを忘れる軽やかさですが、動く度にポンポン跳ねるガラス玉にすっかり元気をもらいました。
40歳を過ぎ、似合うものが変わってきたなと思います。
正確に言えば、37、8歳くらいからその兆候は現れていました。
洋服のサイズが大きく変わらなくても、鏡に映った自分を見て、あれ??と思う。
以前は似合っていたものが似合わなくなるという、噂には聞いていたあの現象はもれなくやってきました。
少し寂しい気持ちにもなりましたが、ピチピチ、ピカピカの頃には似合わなかったものが似合うようになってくるという、つまりは着こなせなかったものを自分のものに出来るようになるという、よい知らせでもあるということで、これからはもっと大人になったことを(例え、大人になった実感がなかったとしても)楽しみたいと思います。
だって、あんなに大人になりたかったのですもの!いよいよなれるという時に落ち込んではいられません。
初めてパリを訪れた16だか17歳の頃、猛烈に大人の女に憧れました。
価値は若さにだけあるのではなく、様々な経験を経て手に入れた自信、知性、優しさやユーモア、少しの翳り、しわやしみさえも、その人の魅力の構成要素として力強く輝くのだと、目の当たりにしたのでした。
早くマダムと呼ばれ、あの貫禄を身につけたいと切望しました。
私が憧れるのは、年齢を重ねても守りに入らず、自分らしくいることを恐れず、人生を味わい尽くしているような大人たちです。
最近、立て続けにそんな大人たちと出会うことが出来ました。
本当に嬉しく、外出の機会はめっきり減っていますが、おしゃれをしたい気持ちが盛り上がっています。
80~90年代のモンタナといえば、まさに堂々たる大人の女のイメージ!モンタナらしいドレープと肩のライン、短めの丈。
ニットの前後を逆にして、T-back bra | Black と Mesh tank | Black を合わせて、背中はちょっと寒いけれど、これでいいの!と強気にいきたいと思います。
2022.1.31