桃の節句から4日間、humoresqueとunefig.eのコラボレーションアイテムのお披露目です。
2022.2.28
Happy valentine!
家族、友人、パートナー、自分自身へ。
それぞれの多様な形で愛が溢れますように。
大切な人を心地よく、自分自身にも喜びを。
unefig.のランジェリーやラウンジウェアを通して、愛情をお伝え頂けましたら、最上の喜びです。
本日2/14から2/20まで、unefig.のBASEショップでお求めくださいましたお客様へ、コレクションと同じシルク100%のミニ巾着をプレゼント致します。
https://unefig.theshop.jp
一回のご注文に付き、一点、シルクの種類や色は届いてからのお楽しみです。
残布を余すところなく使い切る目的もあり作成しているため、大きさにはばらつきがありますが、ひとつずつ丁寧に縫って頂きました。
リップクリームやアクセサリーを入れて、お出掛けの時や旅行にもご活用頂けましたら嬉しいです。
2022.2.14
国が提示した女性の「正しい服装」としての婦人標準服について「こんな見すぼらしいものを」と厚生省生活課職員相手に凄い見幕で叱ったという女学校教論。
大和撫子の誇りや母の使命などという言葉を使ってパーマネントを糾弾する新聞の投稿に対して「女性を玩奔物視した封建的男性の身勝手な趣味」であり「そんな男性は、“相手にせず”と、黙殺するほかありません」と反論した女性。
秋田大空襲の翌日に玉音放送を聞いて終戦を知り、もうパーマネントをかけに来た女性客に「目の前がパーッと明るくなり、夢中になって、涙を流しながらパーマを掛けた」という美容師。
国家への忠誠心を疑われ、批判され、石を投げられても、それでも自分たちが美しいと思う洋装美を手放さなかった都会、地方、農村の一般の人々、美容師やデザイナー、洋裁学校の教師たちがいた。
初めて知ることばかりでとても興味深く、大変読み応えのある素晴らしい本でした。
少しは知ってるつもりでいた戦時中の女性たちの服装や髪型はステレオタイプのものでしかなく、実際にはもっとバリエーションがあって、いち早く欧米の流行を取り入れ、より一層深めようとしていた。
史実を元にしながら、読みやすく、文体は抑制が効いていて、決してドラマティックに書いているわけではないですが、書かれた人々の思いが強く伝わってきて、場面場面が目に浮かぶようでした。
特に上記の秋田の話では、美容師さんと女性客の気持ちを想像すると涙が出てきました。
どんな状況でも美しくありたいと願うことは、どんな苦労を伴っても、誰にも止められはしない。
美しくあるということは本来、生きる活力になりうる、思っているよりずっと根源的に人が求めるものだと思い知らされました。
現代においても、ファッションには様々な側面がありますが、このどうしようもない力は間違いなく軽視されるべきものではないと思います。
「彼女ちには、彼女たちの戦いがあった」最後の一文にも心が震えました。
2022.2.13
こんな大人に私はなりたい。
こんな人こそが大人だと思う。
大好き!フラン・レボウィッツ。
Netflixが観られる方には是非ともマーティン・スコセッシ監督によるドキュメンタリー「Pretend It’s a City」をご覧頂きたいのです。
レボウィッツの知性にもとづく皮肉やユーモアが炸裂。
そして、その言葉にスコセッシが大笑いするのところも大好き。
もっといっぱいこのシリーズを作ってほしい!
幸か不幸か、こういうタイプの大人が割と周りにいたように思います。
若い頃はあぁなってはいけないと反面教師のように思っていたのに、あぁなりたいと思うなんて、むしろ、これが大人になるということか。
おかしなものですね。
そういえばと思い出し、昔からの愛読書「チープ・シック」を引っ張り出してみると……
やっぱり!若き日のレボウィッツが出ていました。
変わらぬ唯一無二のスタイル。
身につけるもの全てに妥協がなく行き届いているのに、肩の力はすっかり抜けている。
年齢を重ねて、その魅力にはさらに磨きがかかっています。
本当にかっこいい人だと心から思います。
私の休日はレボウィッツと共に暮れていきました。
皆さんはどんな日曜日をお過ごしになりましたでしょうか。
さて、ワインでも飲みながら、夕食の準備へ。
2022.2.6