「unefig. avec humoresque vol.2」にお越しくださった皆さま、暑い中を本当にありがとうございました。
おひとりおひとりが似合うものを見つけられた時の輝くような笑顔を見られた時、あ~よかったぁと心底思います。
身に着けるものは、世界に星の数ほど溢れているけれど、身体にも顔にも気分にもぴったりくるようなものと出会えることは意外と少ないから、その喜びの貴重さがよくわかるし、そんな瞬間に立ち会えることを幸せに思います。
たかが洋服、たかが下着。
されど、どうしてこんなに嬉しくなったり、豊かな気持ちになるのでしょう。
身体の保護といった最低限に必要な機能性を超えたものを真剣に求めてしまう、それが人間だからなのではないかと思います。
そうして裸では暮らせない弱さ(もうりんごを食べる前には戻れない)を乗り越え、乗り越えるだけではなく意味も与え、ポジティブに変換してきました。
テイストやコンセプトは様々であっても、その意味ではファッションに携わる誰もが人間の明るさに向かって作っているのではないかと思います。
2023.7.18